ゴールドカードを2枚以上持つメリットとは。実は意外に便利な複数持ち

ゴールドカードを2枚以上持つメリットとは。実は意外に便利な複数持ち

ゴールドカードを二枚以上持つことも可能です。

ではその利点にはどんなものがあるでしょうか。

年会費も相応にかかりますから、総合的に見て判断しましょう。

1.国際ブランドを複数持つことができる

ゴールドカードと言えども、その国際ブランドに対応していない加盟店では使えません。

そんな時別ブランドのクレジットカードがあれば支払いができます。

ゴールドカードを二種類以上持っておけば、常にゴールドカードでの支払いが可能です。

具体的にはJCBとVISA、AMEXとMasterCardなどの組み合わせが良いでしょう。

AMEXとダイナースといった組み合わせ(AMEXのグリーン、ダイナースのスタンダードなカードはどちらもゴールドレベル以上です)ではどうしてもカバー力が限定されます。

この場合はVISAやMasterCardのゴールドをもう一枚、など。

ゴールド相当のカードでは国際ブランドが1種に限定されているものもあり、いかに魅力的なカードでも国際ブランドのお話に関しては他社ゴールドとの2枚持ちが有効となります。

2.旅行保険の補償額上限が合算される

カード付帯の旅行保険のうち「自動付帯分」は、カードの枚数分合算されます。

ただし「死亡/後遺障害」を除く項目です。

具体的には疾病傷害の治療、賠償責任、携行品損害などの最大額が合算されることとなり、実用上のメリットが大きいです。

ゴールドカードでは疾病傷害治療で300万円など保険の最大補償額が大きく、一般的カードの2-3倍あります。

よってゴールド同士の保険を合わせるとたいへん強力となります。

3.常に有利な優待を選べて、キャンペーンも広く味わえる

ゴールド以上のカードでは、ポイント還元でトクするよりは、レストランやホテル、リゾートでの優待が強力です。

多いのが、20~30%ほどの割引料金や、料理が1名分無料(2名で使えば5割引きの計算)などです。

「このレストランではゴールドカードAで半額、Bで2割引き」といったときはA「このホテルはゴールドカードBが有利」というならB、と使い分けてられ使ったその場でトクになります。

とにかくポイントを貯めていくタイプのカードでは常に1枚に絞り込んで使うことも有用ですが、ゴールドカードでは「使い分け」も有利です。

またゴールドカード以上では、カード会員専用の特別なイベントや、トラベルやエンターテインメント分野での大掛かりなキャンペーンも少なくありません。

複数種類を持っておけば、これらをより広く楽しめて様々な世界を味わえます。

4.便利なゴールドデスクを「選んで」使える

ゴールドカードではていねいなデスク対応も魅力です。

会員数の多い一般カードよりは電話もつながりやすく一層こまやかな対応が受けられます。

しかし、どの会社も全く同じではありません。

有利な分野が違っていたりもしますし、何となくA社よりB社のほうが好きといった個人の感覚も大きいでしょう。

複数枚あれば好みのデスクを使えます(もちろんホテルやレストラン予約その他では、該当カードを使うことが前提ですが)。

また専門医による電話医療相談といった、カードでの買い物とは直接関係しないゴールドサービスでも各社違いがあります。

5.実際使える枠が大きくなることもある

まず、カードは持った分だけ全体の枠が増えるわけではありません。

しかし、例えば信用情報収入等から見て500万円ぐらいの枠を与えてもらえる人でも、ゴールドカードを一枚申込んだ場合カードの枠は100万円未満ということも。

※外資系カードでは20万円台スタートなども珍しくはありません。

この場合ではもう一枚持つことにより、実際に使える枠が増えます。

ゴールドカードでは300万円ほどの最大利用枠(いかなるユーザーでも最大で300万円までという意味)となっているものも多いですが、1000万円ほどの与信が可能な人であれば、2枚持って合計600万円とすることも可能です(カードを適切に使い「育てた」結果としてですが)。

6.上位カードへのインビテーションが複数期待できる

ゴールドカードより上には、申込制のプラチナの他、招待(インビテーション)制のプレミアムカード等が存在しています。

一種類のゴールドだけを使っていると原則的にはそのカード会社のインビテーションしか期待できませんが、複数持って利用していれば複数のお誘いが来る可能性があります。

もちろんインビテーションに応じるかどうかは自由。

そのままゴールドを使い続けても一向に差し支えありませんし、余裕があるなら来たものすべてを一度試してみてももちろん面白いですね。

7.どんな上位カードを持つべきかを判断できる

複数枚ゴールドカードを持っていれば、使い心地にはそれなりの違いを感じるはず。

するとより上位のカードを持つにしてもどの会社が良いか判断がつけやすくなります。

A社のゴールドカード、B社の一般カードと持っていても、B社のプラチナカードがどのような感触なのかまでは想像しにくいもの。

A社のほうが対応が良くても、それは「ゴールドカードだからではないか」と思ってしまいますね。

そこでB社もゴールドとしておけば、それぞれのゴールドデスク対応を比較し、プラチナ等を持つにしてもABどちらが良いのか考えやすくなります。

反対に、同じゴールドレベルでもそれほど満足度のないカードがあるなら、一般カードや無料カードにダウングレードしたりとできます。

8.万が一カードが使えない場合にゴールドレベルで対応できる

クレジットカードでは、店舗がきちんとした加盟店であり、かつ特にユーザーに非がなくてもカードが使えないケースがあります。

セキュリティ上の問題から一時的にカードが停止となることも。

また盗難や紛失となればカードが使えないことはどうしてもあります。

被害が出てもしっかり補償されますが、それでも一時的には不便になります。

これらはゴールドカードでも例外ではありません。

一般カードを合わせ持って対応もできますが、ゴールドカードがもう一枚あればゴールドレベルのデスク対応や優待を受けながら余裕を持って過ごせます。

ゴールド2枚以上は、やはり利点がある

ゴールドカード(以上)というと1枚あればいいと考える人もいます。

各社のものを試してどうしてもこの1枚というなら、それも分かるところです。

ともあれ、複数持つことで国際ブランド加盟店数の問題がすぐクリアされ、これのみでも十二分な利点と言えます。

各種の優待が選べることもたいへん大きな魅力です。

保険の合算による安心感UPも見逃せません。

複数会社のゴールドを持ってみれば、単に「ゴールドカード」とくくりきれない各社の特徴も見えてきます。

わずかに欠点を感じるゴールドカードを持っているとしても、別の1枚があるだけで抜群に使いやすくもなります。

ぜひ複数枚持ちも視野に入れてゴールドカードを選んでみましょう。

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